体位変換器とは?
体位変換器とは、ご利用者様の体位を変える際の補助や手助けをしてくれる福祉用具のことです。
体位を変更することにより、床ずれ予防の効果を図ることができます。
※介護保険では、体位の保持を目的としたレンタルは除かれます。
体位変換器の種類
クッションタイプ
クッションタイプはクッションを利用して体位変換を補助する用具となります。
持ち手がついているタイプは持ち手を支えにして体位の変換を行えます。
また、クッションの使い方で、安楽な姿勢への保持を図ることもできます。
大きさ・形はさまざまなものがあり、利用箇所によって必要なものが変わります。
※クッションタイプは市区町村によって介護保険のレンタルができない可能性があります。
商品例:ナーセントパット (平均レンタル価格:1割で1か月/240円)

商品例:ウェルピーHCクッションシリーズ
ウェルピークッションはいろんな形があり、利用したい場面によって合うものを選べれます。


シートタイプ
シートタイプは主にベット上での移動のサポートに使えます。ベット上の上部へ移動させる際など、少ない力で行うことができます。
また、体位変換をして、そのまま保持できるものもあり、おむつ交換などに適しています。
商品例:移座えもんシートML (平均レンタル価格:1割で1か月/66円)
商品例:ペンギンサポート(平均レンタル価格:1割で1か月/129円)
ペンギンサポートは横に向けた姿勢をベッド柵に固定して保持することができ、おむつ交換などの負担軽減としても便利な商品となっています。
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体位変換エアーマットレス
床ずれ防止用具と被るような商品ですが、エアーマットレスに体位変換機能を有した用具になります。
商品例:ラグーナ(平均レンタル価格:1割で1か月/906円)
ラグーナの特徴は小さな体位変換(スモールチェンジ)を15分ごとに行い、休まれているご利用者様が体位変換による不快さや違和感を感じないように設計されております。
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まとめ
今回は体位変換器に関してまとめてみました。
体位変換器は、体位変換による床ずれ予防や体位変換を行うための介護負担の軽減に効果的な福祉用具です。
使用に関しては、実際にレクチャーを受けながらではないと難しいかもしれませんが、今はYouTubeでも使い方を教えてくれる動画もありますので、確認もしやすいと思います。
利用には、ケアマネージャーや福祉用具専門相談員といった各専門家の方と相談して適切な商品を使いましょう。