今回は福祉用具のお話ではなく、僕が周っているエリアの福祉用具専門相談員目線の現状をお話したいと思います。
僕は東海エリア内で福祉用具専門相談員をしています。
地名は具体的には言えませんが、都会というほど栄えておらず、すごい田舎というほど田舎でもない地域です。
(表現がわかりづらくて申し訳ないです…)
もちろん皆さんが周っている市町村と人口も違えば、他社の業者さんの数も違うので、他の市町村ってこんな感じか~と参考程度に見て頂けたらと思います。
新規件数

最初に皆さんが気になる新規件数をお伝えします。
僕の会社ではレンタルの新規件数しか計算していませんが、僕単体でざっくり毎月の平均が9件前後ぐらいです。
ただ、今年の7月は6件とよくはありませんでした。
その代わりではないですが、販売や住宅改修はいつもより相談数が多かったです。
僕自身、新規の件数は以前よりも減ってきていると感じています。
その理由の1つが、どこのエリアも一緒だと思いますが、ケアマネさん不足が大きいと思います。
僕が担当している居宅さんでどんどん退職される方がみえ、純粋にケアマネさんが減っていると感じます。
定年退職でやめられたり、家族の介護のためにやめられたりとさまざまな理由ではありますが、減っているのがよくわかります。
また、新しくケアマネさんをする方もいますが、やめたケアマネさんと差し引きすると数はマイナスです。
また、もう1つの理由に包括のレンタル新規ケースが減ったのも1つの要因かと思っています。
包括からの相談は他社に流れたりしていないと思うのですが、僕の体感で住宅改修や特定福祉用具だけで終わるケースが多くなっています。
もちろん住改や販売の相談からレンタルにも繋がるケースもあります。
ですが、委託先を探すので待って下さいと言われることが増えてきており、包括自体もきつくなっているのが現状だと感じました。
住宅改修、販売は??
住宅改修・特定福祉用具の知名度が増えたのか、こっちの2つの依頼はかなり増えてきているような気がします。
また、軽度な方の住改・販売が多いようにも感じます。
7月の住宅改修の件数は10件、販売品は22件(一般の販売も含めて)とレンタルは少なかったですけど、僕はこっちの方でてんやわんやしていました。(新規・既存を含めた件数です。)
認定調査員の方に教えてもらったり、周りの友人に教えてもらったとお話されてる方が何人かいたため、少しずつ知名度が増えてきているのではないかと感じています。
住宅改修や販売品で関われた方がレンタルでお付き合いできるようになるとありがたいですね。
同業他社の動向

他のレンタル業者さんの動向ですが、レンタル卸さんに伺うとやはりどこもレンタルは苦戦しているのではないか?とお話されていました。
1つの卸さんでは、全くベッドの依頼がなく焦っているとお話されていました。
なので、実際に聞いたわけではないですが、どこも苦戦しているのが現状かなと思っています。
そういえば、対応がとても悪かった業者がいたらしく、うちに入れ替えになるケースがありましたが、こういうことがあると気を付けようと思いますね。
新規獲得に向けての取り組み

現状、ケアマネさんの持っている件数に余裕がなく、1件1件が今まで以上に大事になってくると思っています。
そういった中で信頼関係を構築することは当たり前の当たり前として、
他の業者と比べて自分・自社の強みは何か?
新しい強みを作っていくのか?
ということをきちんと把握・考えていくことが大事だと思います。
また、周りの会社の仲間と比べて自分は何に特化しているのか?ということを考えてみるのも1つの物差しとしていいですね。
会社の仲間であればどんな良さがあるのかわかりやすいと思います。
以前、お話させてもらった包括のセンター長の方は、
「金額はどこも大体似たような感じ。福祉用具の人にお願いする中で一番大事にしてるのは人柄です。」とお話されていました。
ケアマネさんによって、スピード、対応力、金額、知識、人柄、ネームバリューなど重要視する観点は違うと思いますが、自分の長所をしっかりと持つ・理解することは今後に活かせると思います。
参考に、、、
ちなみに僕自身の強みは「ケアマネさん・利用者様とたくさん会話をする」ことだと思っています。
会話が嫌いな人や時間がない人に無理やり話しをすることはありませんが、お話できる時間があれば些細なことでもお話するようにしています。
電話も苦手じゃないので、ホウ・レン・ソウを細かくするようにしています。(電話は相手が話を伸ばしてこない限り、手短に話しています。)
理想像があり、「些細なことでも相談できる福祉用具の人」になりたいと思っています。
みなさんも何かご自身の色や強みがあれば今一度、もっと活かせれないか?専門相談員業務にも使えないか?検討してみるのも1つだと思います。